広島県地域生活定着支援センター
センター概要
センターの目的
高齢の方や障害のある方が矯正施設から退所した後に自立した生活を営むことが困難な場合、保護観察所と協働して、福祉サービスの利用を援助することなどにより、地域の中で自立した日常生活・社会生活を営むことができるよう支援します。
主な業務
1.【矯正施設入所中の人に対する支援】コーディネート業務(保護観察所の生活環境調整への協力)
保護観察所からの「特別調整協力依頼書」に基づき、矯正施設入所者を対象として、退所後に必要な福祉サービスのニーズ内容を確認し、事業所等のあっせんまたは必要な福祉サービスを受けられるよう申請支援を行います。
2.【矯正施設を退所した人に係る支援】フォローアップ業務
コーディネート業務のあっせんにより矯正施設退所者を受け入れた事業所に必要な助言等を行います。
3. 相談支援業務
懲役もくしは禁固の刑の執行を受け、又は保護処分を受けた後、矯正施設から退所した対象者の福祉サービス等の利用に関して、本人やその関係者からの相談に応じ、助言その他必要な支援を行います。
支援の対象
【特別調整対象者】
概ね65歳以上の高齢者または身体障害、知的障害若しくは精神障害を有する矯正施設入所者で住居や家族等の受入れ先がなく、保護観察所から特別調整協力等の以来のあった福祉的な支援が必要な出所予定者。
【一般調整対象者】
概ね65歳以上の高齢者または身体障碍、知的障害若しくは精神障害を有する矯正施設入所者で、住居や家族等の受入れ先はあるが、家族等も高齢や要介護等の事情により、保護観察所から特別調整協力等の依頼のあった福祉的な支援が必要な出所予定者。
開所日・時間
月曜日から金曜日(※ただし、国民祝日のおよび年末年始を除く)の8:30~17:30まで
職員体制
- センター長
- 1名
- 相談員
- 4名
※設置日:平成22年6月21日
運営方針
1. 利用者に対しては、常に懇切で誠意のある態度で接するよう心がけ、その意志や主体性を最大限に尊重します。
2. 利用者に対する支援は、本人の心身の状況、本人が過去に受けてきた福祉サービス等の内容、福祉サービス等に係る本人のニーズ、活用できる社会資源の状況等を十分に踏まえて行います。
3. 業務の遂行に当たっては、利用者の自立した日常生活の支援を効果的に行うため、その心身又は家族の状況等に応じ、継続的かつ計画的に適切な福祉サービス等の利用が行われるよう配慮します。
4. 犯罪歴、非行歴等の情報は、その性質上、厳に慎重に取り扱わなければならなものであることにかんがみ、業務の遂行に当たっては、利用者及びその関係者のプライバシーの保持に十分配慮するとともに、業務上知りえた個人情報を紛失し、又は業務に必要な範囲を超えてほかに漏らすことのないよう、万全の注意を払います。